初雪となった昨日、東京は本当に芯から冷えるような1日でしたが、お母さん方の心の中が少しでも明るく暖かくなるように願って、お母さんのためのおしゃべりサロンを開催しました。

今回はシンプルな4つの質問をご用意して、シートに書きながら、それをシェアしてもらっておしゃべりを進めていきました。
書くのは新鮮、少し戸惑う、などとワイワイしながらも、問いに答えている時間は自然とスッと自分の心の中に入っていかれていました。
何をおしゃべりしても間違いも正解もない優しい時間の中で、本音を言葉にして参加者同士でお互いに聴きながら、1時間があっという間に過ぎていきました。

このワークショップでは、どんな本音が出てくるかも大切ですが、どちらかというと心の内側、自分自身に意識を向けていくその時間に大きな意味があるように思います。
もちろん全て正解のない問い。普段心の奥で聞いてもらえるのを待っている本音や願い、辛さなどに光があたり、表に出てきてくれることが目的です。
その本音は解決する必要があるわけではなくて、ただ気づいてシェアするだけで不思議と心が軽くなっていきます。

ファシリテーターとしては、辛さや苦しさが出るときには、共感と尊敬と感謝の気持ちを込めて聴かせていただきます。そしてみなさんの穏やかな明るい笑顔が出るとわたしも毎回とても幸せな気持ちになります。
お会いできたみなさま、良い時間を共に過ごしてくださり本当にありがとうございました♡

今回のワークショップで集ったお母さんたちはみなさん医療的ケアのあるお子さんを子育て中でした。お母さん業はただでさえ大忙しですが、睡眠時間もしっかりと取れなかったり、いのちを見守る責任感や緊張感も常にあったりと、心身ともに負荷がある中で家族のことに奔走しているお母さんたちにとって、普段は一番後回しになっているのが自分の心のこと、癒しやケアだと思います。

短い時間でも自分に意識を戻して心の本音に耳を傾けたり、それを言葉にして確認して外側に出すことで、気づきが生まれたり心の中の整理や荷下ろしができるのですが、忙しい中で1人でそれをするのはハードルが高いかもしれません。
そんなときに、心のメンテナンスとしてこのワークショップやおしゃべりサロンを活用していただけるといいなぁと願っています。

お子さんに障がいのあるお母さんを対象にしたおしゃべりサロンは、東京にて月に一度の開催を予定しています。内容は毎回変わる予定で、今後ご要望にもお答えしながらおしゃべりとセットで楽しんだり癒されたりする時間をシェアできればと思っています。

次回は1月23日(木)@こどもケアセンターほっと大田で、司会進行のないお茶会になります。鍼灸師の方がいらしてご希望の方にお一人15分程度のミニ施術をしてくださる予定です。詳細決まりましたらまたHPのイベントページよりお知らせいたします。
ぜひチェックして見てくださいね。ご参加心よりお待ちしています♡

ブログの最初の写真は優大が通院していたこども病院です。会の帰り道久しぶりに訪れてとてもとても懐かしい気持ちに。優大からもらったいのちのバトンを胸に。。