そう尋ねられたら何が思い浮かびますか?
仕事?家庭環境?お金の心配?パートナーとの関係?などなど、ときには逃げたくなることもあるのが人生だと思います。わたしは時々人生自体から逃げ出したくなるのですけれど、笑。
転職しても、引越ししても、どこまで行っても何をしても逃げられないもの、その答えは『自分自身』です。
これはわたしも身をもって体験し痛感してきたことでもあります。
環境が変わったはずなのに、いつまでも楽になれない。好きなことをしているのに、心から楽しめない。もう十分手に入れたはずなのに、不安が消えない。わたしたちにはそんなことがよく起こります。
生きるということは、人生のすべてを自分の身体と意識を通して認識し理解したり感じたり、そうやって経験する以外の方法がありません。
どんなに素晴らしい景色を見ていても、失恋したときなら目にも映らないかもしれない。自分に自信がないときには、優しくされているのにかえって傷つくこともある。
いまここにある環境や、起こっている現象がどんなものであっても、常にその『自分というフィルター』を通さずに何も経験することができないのです。
楽しいことをしてストレス発散することや、学びを深めて自信をつけることや、この世界には自分を幸せにするための様々な方法がありますよね。
でももし自分の外側を改善しても何かがうまくいかないときには、感じている方の自分の心の声をよく聴いてあげるタイミングなのかもしれません。
友達やカウンセラーに相談するのもいいし、1人でノートに書き出すのも本音が出しやすいのでおすすめです。どんな方法でもいいので、不安や悩み、モヤモヤの正体を細部まで感じてみます。
するとまずは、本当は寂しかったんだなぁとか、怒っていたんだな、、など本音が聴こえてくるかもしれません。
そしてもしかして、そのもっと奥にあるわだかまりや、思い込みに気づくかもしれません。癒えていない心の傷や、言いたくても言えなかったことがあるかもしれません。
あなたの本音は発見されるのをいまか今かと待っていてくれます。すぐそばに、ここに解決の答えがありますよ!と。
かくいうわたしも、度々、自分から離れて彷徨ってしまうことがあります。そんなときは、いつも用意してあるお気に入りのノートを出して、思うままに浮かんだことを書きます。心の声を聴いてみると、不思議と気持ちが落ち着きスッキリしてきます。自分の外側が変わったわけではないのに、書く前とは違う気持ちになっています。
気付いてもらう、見てもらう、寄り添ってもらう、ただそれだけで随分と楽になることも多いものです。
曇ってヒビの入ったメガネをかけていればどんな美しい景色も楽しめません。考えてみると、せっかく奇跡のような一日一日を生きているのに、もったいないですよね。
だから、気付いたときには、自分の心の整理と掃除をしてあげる、身体をちゃんと休めてメンテナンスしてあげるのがとても大事なことなのだと思います。(もらうのも自分ですが、笑)
逃げられないものは?と始めた問いですが、どこにいても何をしていても一生を通して誰よりもそばにいてくれる人生のパートナーであるのが自分自身。1番に大切にして理解し敬っていきたいですね♡