ぼくねママが生まれるときから
見ていたんだ
ママの命が生まれて育つのを見ていた
ぼくがママの命の器にやどる時を
ずっとまっていたんだ
ママ生まれてきてくれてありがとう
ママの命があったから
ぼくは生まれてこれたよ
ぼくのからだは
とっても不自由なものだった
ぼくはねチャレンジしようって
決めたんだ
自由のきかない身体で生きることは
大ぼうけんだった
ぼくの人生はとっても
大変に見えたかもしれない
でも、ぼくのひとみの輝きを
みたでしょう?
ぼくのたましいはいつも自由だったよ
いつもぼくは愛でみたされていたよ
生きることはね、なにができるとか、
なにかをのこすとか、
そんなことじゃない
ひとよりすぐれているとか、
ひとより目立っているとか
そんなことじゃない
大切なのはね、
どれだけじぶんらしく
輝いたかってこと
自分を純粋にあらわして
生きたかってこと
たましいはみがくものじゃないんだよ
たましいはねそのままで輝かせるもの
輝かせたぶんだけ
光をましていくってことなんだ
その光は自分だけの輝き
だれかやなにかになろうとする
必要はないんだ!
ぼくはぼくのチャレンジをやりとげる
ために生まれてきた
ママにあげたいものが
たくさんあったけど
ぼくの人生はぼくのためのものだった
ママの人生もママのためのもの
ママにしかできない人生を生きて
風のように自由にふきわたり
水のように流れにまかせ
光のようにまぶしく輝き
花のように色とりどりに咲き
星のようにやさしくまたたいて
生きて!
ぼくの命が終わろうとしているよ
いまぼくのからだは
とっても大変だけど
ぼくはちっともつらくはない
いまとっても穏やかなきもちなんだ
ママとパパが
じゅんびができるのをまっている
ぼくの命をみとどけるじゅんびがね
ぼくね
もうぜんぶやれることやりきったんだ
さいごのしごとはこのからだを出て
たましいのふるさとに帰ること
ママ、パパ、みんなみんなありがとう
ぼくはだいじょうぶ
いまとってもうれしいよ
ぼくはやりとげたんだ!
ママ泣かないで
自分をせめたりしないで
ほら前を向いて
ぼくはいつだってそばにいるよ
だいじょうぶって
いつもささやいているよ
ママ笑ってって
ずっとママのよこで笑っている
ママが輝いて生きるその光は
ぼくの光でもあるんだ
だから生きて!
ぼくたち光のそんざいは
いつも大切なひとのそばにいる
どんなときにも
愛をおくりつづけている
だからそれをうけとってほしいんだ
かなしみにこころをとざさないで
自分なんてと言わないで
あなたはひとりじゃない
あなたは輝いて生きるとき
ぼくたちはかならずともにいる
みんないつか
たましいのふるさとに帰る
そしてまた
新しい命をめざしてとびだしていくんだ
ぼくたちはいつも冒険者だよ
あたらしい世界を見たくて
命に生まれる
だからすべてを思いきりたのしんで
あじわうことがよろこび
自分のえらんだ命が大好きなんだ
思いだしてみて
想像してみて
光だったときのあなたを
あたらしい命にワクワクして
とびこんでいったときのあなたを
あなたは光
いつも輝いているそんざい
生きているだけですばらしいそんざい!
さあ、あなたを生きて!
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